こんにちは。田舎で子育て×インドアJOY!のeBayセラーERIです。
- パテントトロールって何?
- どう対処すればいい?
- どんな事例がある?
このようなお悩みを解決していきます。
eBayでは、急に著作元から「著作権侵害しているから〇〇万円支払ってください」というメールが来たと思ったら、数日後にeBayアカウントが停止されて売上金を引き出せなくなってしまったなどという事例が報告されており、これが「パテントトロール」と呼ばれる悪質なビジネスです。
今回はeBayセラーがパテントトロールから身を守るために必要な対処法や対策方法を含めた内容を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
パテントトロールとは?
パテントトロール(Patent Troll)とは、自らは製品やサービスを開発せずに特許を保有しているだけで、企業や個人を相手に特許侵害訴訟を起こして賠償金やライセンス料を得ることを目的とする存在を指します。
特許侵害訴訟は「知的財産を守るため」に行われる訴訟ですが、パテントトロールは財産を守るためではなく「特許侵害訴訟で利益を得るため」に行われる、つまり「訴訟ビジネス」となります。
このようなことからパテントトロールは非常に悪質な存在であると知られており、eBayセラーも正しい対策や対処が必要となるのです。
eBayがパテントトロールに狙われやすい理由
eBayがパテントトロールに狙われやすい理由には以下のようなものがあります。
- 世界中の人が利用する巨大プラットフォームだから
- 裁判が高額なアメリカでは和解金を狙いやすいから
それぞれの理由について、詳しく紹介します。
①世界中の人が利用する巨大プラットフォームだから
eBayは世界190か国以上で利用されるマーケットプレイスとして知られており、
仮に特許侵害を主張できれば、請求額(ライセンス料や和解金)が巨額になります。
少額な特許侵害でも侵害している件数が膨大となるため、結果として巨額の損害賠償請求をすることができるという構造です。
このように、利用者が多いeBayであれば小さな特許侵害でもお金になりやすいから狙われやすいという要因のひとつとなります。
②裁判が高額なアメリカでは和解金を狙いやすいから
アメリカの特許侵害訴訟は初審だけで数百万ドルかかるケースも多く、非常にコストが高額となるため、訴訟された場合は裁判を長引かせるのではなく和解した方が安くなるケースも多いです。
このように”裁判は高いからしたくない”eBayおよびeBayセラーの心理を逆手にとって特許侵害訴訟を起こし、和解に持ち込もうとするというケースも多くあります。
つまり、パテントトロールは特許侵害訴訟で勝つことが目的ではなく、和解金を得ることで利益を上げるビジネスモデルなのです。
eBayセラーがパテントトロールに狙われたときの対処法
アメリカでは個人情報が曖昧な状態でも相手のアカウントに対して特許侵害訴訟できるため、日本のeBayセラーもアメリカから訴訟される可能性は十分に考えられます。
具体的には以下のような手順で進みます。
- アメリカで日本人eBayセラーが特許侵害で訴訟される
- eBayが裁判所からアカウントの停止を命じられる
- eBayセラーのアカウントが凍結
パテントトロールに狙われるとeBayアカウントやPayoneer、PayPalなどのアカウントが凍結するケースが多いため、eBayの売上金を引き出すことができなくなってしまいます。
パテントトロールの対応方法
- 訴訟でたたかう
- 和解金を払って和解する
- 該当アカウントを捨てて新規にアカウントを作る
①はアメリカの弁護士を雇ってまで、現地の裁判をするか・・・というと費用や時間を考えると有効な手段ではなさそうです。
②和解金も数十万規模でかかるので、そこまで大きな売り上げのないアカウントでは費用対効果を考えると難しいこともあります。
パテントトロールは証拠不十分な特許侵害訴訟であることも多いため、すぐに指定された和解金を振り込むのではなく、まずは弁護士に相談して和解か裁判かを決めることが大切です。
③現実的な解決策だと思います。もともとのアカウントとは全く別の新規アカウントを作る必要があるので、専門家に相談しましょう。
「サスペンド後のアカウント作成」と同じ要領になります。ココナラではそういったことを請け負ってくれる専門家を探せます。
一般的な方法で2つ目のアカウントを作ってしまうとすぐにサスペンドになって後悔するので、最初から専門家に依頼しましょう。
eBayのパテントトロールの予防策
eBayのパテントトロールの予防策には以下のようなものがあります。
- キャラクターやブランドなどは使わない
- メーカーが責任を負う仕入れ契約にする
- 弁護士に相談できる環境を整えておく
それぞれの対策方法について詳しく紹介します。
①キャラクターやブランドなどは使わない
有名キャラクターや有名ブランドはパテントトロールのターゲットになりやすいため、できる限り避けるべきです。
また、特許が取得されている商品に似たOEM商品などを販売する場合もパテントトロールのターゲットになりやすいため注意しましょう。
②メーカーが責任を負う仕入れ契約にする
仕入れ先を信頼できるメーカーや正規代理店からのみにするとともに、特許や知的財産に関する責任を仕入れ先が負うといった契約にすることでeBayセラーがパテントトロールに対応するリスクが減ります。
③弁護士に相談できる環境を整えておく
パテントトロールには専門的な知識がないと対処することが難しいため、パテントトロールに専門的な知識を持った弁護士などに相談できる環境を作ることが大切です。
専門家に相談できる環境があれば、パテントトロールからの通知やメールに焦って和解金を支払ってしまうリスクを下げることができます。
eBayのVeRO(Verified Rights Owner Program)との違いは?
eBayでは「VeROプログラム」という知的財産権を守るための仕組みがあります。パテントトロールと混同しやすいので違いをわかりやすくまとめます。
パテントトロールとは・・・特許を持ってるけど、自分では商品を作らず「お前の出品は特許侵害だ!」と訴えてお金を取ろうとする人たち。
VeROとは・・・eBayが用意した仕組みで、本物の権利者(メーカーやブランド)が「これはウチの権利を侵害してる」と申告すると、その出品が削除される制度。
ブランドの権利を正しく守るための仕組みで、eBayから違反の通知が来た場合は即座に該当商品をEnd listing→Deleteすることと、ほかにも違反商品を出品していないか洗い出す作業が必要です。
この違反を繰り返すとアカウントの販売制限がかかったりサスペンドのリスクがあります。
普段からこのVeroプログラムに登録されている商品を確認しながら該当商品は出品しない!ということを心がけましょう。
まとめ
パテントトロールは特許を武器に訴訟や削除申請を仕掛けてくるため、出品者にとってもリスクとなります。
eBayは規模が大きく狙われやすいため、個人セラーの商品が削除対象になることもあり、出品時には特許性が疑わしい商品や模倣品に注意し、仕入れ段階でリスクを避けることが重要です。
安心して販売を続けるには、「安全なジャンル選び」と「権利侵害リスクの意識」がポイントです。
そんな私ですが普段はeBayでカメラをメインに販売しています。
まだeBayを始めていない人やカメラ初心者の人にとっては難しそうかもしれませんが、まずは実際やってみることが大切です!
何かご質問がありましたら、LINE登録やメール登録後のアドレスから私、ERIへ連絡ください。
カメラの知識ゼロの状態からeBayカメラ輸出を始めて人生が変わった。という私の経験が、このブログを読んで下さった方のお役に立てるかもしれないという思いでノウハウの発信をしています。
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