eBay輸出でバイヤーが関税支払いを拒否したときのセラーの対応方法【実例あり】

こんにちは! 田舎で子育て×インドアJOY！のeBayセラーERIです。

このようなお悩みを解決していきます。

eBaydで販売を続けているとどうしてもバイヤーとの関税トラブルに巻き込まれることがあります。

私自身もバイヤーに関税支払い拒否をされて税関で商品が止まってしまった経験があり、

そのときの実例をもとに関税トラブル解決方法をお伝えします。

対応方法が分かれば関税拒否があっても恐れることはありませんので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

関税（輸入関税）とは？

関税とは海外から購入した商品にかかる税金のことです。

関税の目的は、安い外国製品から「高い国内製品」を守るためにあるようですが、

関税の仕組みを正しく理解しているバイヤーが少ないように見受けられます。

たとえばアメリカのバイヤーが日本から商品を輸入した場合、受取人であるそのバイヤーが現地アメリカに関税を支払うことになります。

関税の税率は、輸入商品分類や国によって違うので、事前にいくらになるか把握するのは困難になります。

バイヤーから関税額がいくらになるかを質問された場合は、

「申し訳ありませんが、あなたの国の税金に関しては詳しくないので、現地の税関にお問い合わせください」

としてご自身で調べてもらうようにしましょう。

eBayの輸入税（関税）は誰が支払うの？

もうすでにご存じの通り、関税はその商品を購入したバイヤーに支払いの義務があります。

それが各国の法律であり、eBay上のポリシーです。

これを知らないバイヤーは、セラーに支払を求めて来たり支払拒否をしてくることがあります。

まずは関税の支払い義務はバイヤーにあることを覚えておきましょう。

バイヤーが関税の支払いを拒否した場合の対応方法【実例あり】

イタリアのバイヤーに約25000円ほどのカメラレンズをDHLで送りました。

数日後DHLからメールがきて

ということだったので、バイヤーにそのように尋ねると、

別の電話番号を教えてもらえて、「これで無事届くぞ」と思ったのも束の間

という関税の支払い拒否のメッセージが届きました。

と思いながら、丁寧に以下の内容を英文で返信しました。

その後も、支払拒否の姿勢だったので他に解決方法がないかDHLに聞いてみました。

つまりDHLの場合は、セラーが立て替えて払う場合にしても手数料がかかってしまうし、

日本に返送する場合でも、返送料がかかってしまい、セラーにとってはかなり痛手を負うことになりそうです。

しかも税関の判断で破棄になることもあるらしく、そうなったら大変です。

支払ってもらえない場合はトラブル回避のためにも、

eBayカスタマーサポートに現状の報告と解決方法を聞いて助けを求めましょう！

という内容を聞いてみると、eBayから嬉しいお知らせがきました。

• 税関にて廃棄された場合、バイヤーに返金する必要はありません
• でも、eBayはバイヤーがケースを開始してエスカレーションするまで、関税を支払うように促すメッセージを送ることはできません

つまり、バイヤーの責任による経済的損失を負担する必要はない！ということです。

ですが、もし商品が返送になってセラーの手元にある段階で、商品未着のケースをオープンされた場合は

返金しなくてはいけません。

「eBayのポリシーに則り、税関で廃棄された場合は、全額返金などはできませんのでご了承ください。

関税の支払いをお願いします。」

と再度バイヤーに送ると、なんと翌日に支払われました。

廃棄されたらお金だけ払うことになるからマズイことになるぞ！と思われたのかもしれません。

今回は無事支払ってもらえましたが、

もしそれでも支払いを拒否する場合は、

場合によっては、半額負担を提案したり、全額負担や日本への返送を選んだ方がいいのかもしれません。

配送会社によって手数料や返送料も違うので、

詳しくは直接配送会社に金額を聞いて

どの方法がなるべく損害が少なくなるか、ということを考えて決めるといいですね。

関税拒否による商品未着やリターンリクエスト

上記の理由で商品が届かない場合はバイヤーの過失となります。

もし商品未着リクエスト、リターンリクエストがきたとしてもeBayに問い合わせることで返金なしでケースをクローズしてもらえます。

また、税関での保留期間が過ぎ、破棄されてしまった場合も返金の必要はありません。

ですが、もし商品が税関から返送になってセラーの手元にある段階で、商品未着のケースをオープンされた場合は返金対応をしましょう。

関税の理由によるネガティブフィードバックがつけられた時

関税の理由によるネガティブフィードバックがつけられたときはどうすればいいのでしょう？

結論をいうと、eBayカスタマーサポートに削除依頼をすると削除してもらえるのでご安心を！

関税を拒否していたためということを伝えてください。

バイヤーとのメッセージのやりとりや配送会社の追跡情報が証拠になります。

関税の支払拒否のトラブルを避けるためには？

商品説明欄に関税に関しての注意喚起を記載する

商品ページの「DESCRIPTION」に以下の内容を入れておきましょう。

バイヤーに注意喚起をしておくことで、ある程度トラブル回避できるかもしれません。

もし購入後に読んでないとしても、

セラーとしての説明責任を果たしていることが分かれば「セラー保護/Seller protection」を適用してもらえる可能性があります。

説明文については以下を参考にしてください。（※日本語訳を削除してから使用できます。）

　　　　　　　　　　　　　　　　

サンクスメッセージに改めて関税について説明する

購入後にも、念のため伝えておくとより安心です。

この一文をサンクスメッセージの中に混ぜておくと良いかもしれません。

Depending on the product, you may be contacted by the delivery company or payment of customs duties. Thank you for your cooperation.（商品によっては、配送会社から関税支払いの連絡があるかもしれません。ご協力お願いします。）

アンダーバリューは断る

アンダーバリューとは・・・実際の取引価格より、申告価格を低くして、関税や消費税などの税金を安く抑えようとする不正取引のこと。

取引メッセージでこのようなことを要求されても、必ず断るようにしましょう。

eBayのポリシーでも禁止行為です。

まとめ

eBayカスタマーサポートの協力を早めに得ておき、関税の支払いはバイヤーの義務であることを

堂々と伝えることが大切ですね。

またバイヤーとのやり取りも「早く支払ってくれ！」と高圧的な態度ではなく、

事実を冷静に伝えましょう。

感情的になると、「やっぱり支払えるけど拒否してやる！」という気持ちにさせてしまうかもしれません。

また、予防策として商品説明欄やサンクスメッセージで関税について記載しておくことも重要です。

関税トラブルが多いからという理由で発送除外国に設定している方も、

このように適切な関税対策とバイヤー対応をおこなっておけば、

そこまで神経質に発送除外国にする必要はないのでは？と個人的に思っています。

ぜひ対応方法を参考にしてみてください。

そんな私ですが普段はeBayでカメラをメインに販売しています。

まだeBayを始めていない人やカメラ初心者の人にとっては難しそうかもしれませんが、まずは実際やってみることが大切です！

何かご質問がありましたら、LINE登録やメール登録後のアドレスから私、ERIへ連絡ください。